ボランティアの受入れとその他の活動


1. 日本からのブラジル体験、研修を目的としたボランティアの受入れ

成人向け中学、高校課程教育の分校として使用しているカスカチーニャの教室は、火、水と木曜日の 16時から20時30分までしか使用していない。空いている時間の活用方法として、日本から研修等を目的として、何か講座を開いてブラジル人に教えてみたいとか、講座の受付業務を手伝いながらブラジルの生活体験をしてみたいという皆さんに活躍のチャンスを提供したいと考えています。
そこで目的を同じくする特定非営利活動法人「NPOチャレンジ・ブラジル」とコンタクトしました。さっそく当法人の鈴木 雅夫理事長が2003年11月29日我々の活動現場を見学されました。そして、当法人を通して、我々がボランティアを受け入れていくこととなりました。 (2004年1月)
ボランティアとして来てみたいと言う方への参考として
「日本からのボランティアの受入れについて」のページにリンク

2.その他の活動
2−1 ブラジル人のための日本語会話

(1)  ペトロポリス日本語学校の応援
ペトロポリス日本語学校は、日本からの進出企業により開設されていたアタ文化センターで、長年日本語講座を担当していた先生が、当センターの閉鎖に伴なって独立して、開校したもの。センター当時から通算して17年の実績をもつ。ペトロポリスは日系人の少ない町であるため、生徒の大半は非日系人。最近は、日本のマンガが若い人達の間で人気をよんでおり、マンガに刺激されて日本語に興味を持った生徒が多くなっている。

私達は日本人として、日本の文化や言語に興味を持った人達の勉学の手助けをすることで、少しでも日本との橋渡しが出来ればという気持ちから、この学校をボランティアで手伝った。毎週一回生徒の会話の相手をする他に、はじめて日本語を学ぶ人のための教科書作り、コンピュータの学習指導への導入などの手伝いをした。また、コンピュータによる教科書作り等を通してリオ連盟所属の日本語普及部会の手伝いもした。
(2003年12月まで)

(2)ペトロポリス日本語学校作成の日本語テキストについて
このテキストは、当教室のこうした生徒達には、既成のものでは難しすぎるために、そこまでの導入書として独自に作成した。この教科書(Curso de Japones  Pre Basico I e II)は、「習い始めてすぐに日本語を口に出来るように」を目標に、ごく簡単な日常会話を、ローマ字で読んで暗記することから始まって、基本的な文法を学んで、簡単な文章が構成出来るようになるまで導いている。その後は、各人の希望に従って文字を教えたり、市販のローマ字書き教科書で、会話のみを教えたりするようにしている。この教科書のもう一つの特徴は、教科書が自習用に作られていることである。生徒数が少なく、夫々、程度、目的、能力が違うため、一斉授業が成り立たないので、生徒が自習で学習できるように作られており、その合間に、質疑や会話の相手をして指導していく。これは私達が別個にやっている成人向け中学、高校課程教育講座(Curso Supletivo)の方式にヒントを得た、独特の授業方式で、日本語の基礎を持つ日系子弟が減少しつつあるブラジルの現状から、だんだんに、このような授業の進め方が、他の地域でも必要になってくると思われる。

(3)ペトロポリス日本語学校紹介
JICA青年ボランティア 井下 佳子さんが、2003年6月23日に当校をご訪問、レポートして下さった記事が、リオ州日伯文化体育連盟の機関紙 あゆみ 2003年8月号に掲載されておりますのでご覧下さい。
 ペトロポリス日本語学校紹介記事へリンク


2−2.日本文化活動

(1)日本文化関連資料閲覧コーナの設置
成人向中学、高校課程教育のカスカチーニャ分校には、ペトロポリスのいろいろな学校から、日本についての資料はないかとの問い合わせがある。学園祭、生徒のグループ研究のテーマに、日本文化関係を選ぶことがブームになっているが、資料がない、あなたたちは日本人だから何か持っているだろう、というわけだ。そこで、教室の一角に、日本関係の資料を集めて、閲覧場所を作る計画を始めた。ポルトガル語で書かれた日本に関する書物、パンフレット、日本の風景写真等(カレンダーでもよい)を集めること、このための資料提供者を募ることを計画している。(2003年9月)
さっそくカレンダーをお送り下さったリオの日系企業の方々、はるばる日本から送って下さった方に感謝いたします。(2003年12月)

参考  日本のマンガブーム
ブラジルでは、日本のテレビマンガが、ポルトガル語に翻訳されて、テレビで放映され、若い人達に人気がある。主題歌は日本語のままのものが多く、テープ、CDも売られているようだ。マンガの本も、ポルトガル語に翻訳されて売られているが(犬夜叉、ラブひな、リボンの騎士等々)、擬音語などは、日本語のまま絵の中に挿入されているし、時には、日本語のままで売られている本もある。日本ブームは、マンガと言う言葉がそのまま使われ、「いち、に、さん」とか、「さよなら」などの日本語が使われたり、Tシャツから刺青にまで、日本の漢字(幸福、信念、光、等)が入れられたりするほど、盛り上がっている。


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